柏餅をなぜ端午の節句の時期に食べるのでしょうか…?

新緑の季節の訪れを告げてくれる和菓子と言えば、端午の節句の五月五日にゆかりが深い柏餅でございます。

こしあんやつぶあん、みそあんが、上新粉で作った餅にくるまれ、

さらにカシワの葉で、包まれたものが柏餅です。

 

カシワの葉は新しい葉が育つまでは、古い葉が枯れずに落ちないことから、子孫繁栄や跡継ぎを願う縁起物として使われたそうです。

 

日本では端午の節句に男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習があります。

そもそも「端午の節句」とは、旧暦では午の月は5月にあたり、この午の月の最初の午の日を節句として祝っていたものが、のちに5が重なるこの月の5日が端午の節句の日になったと言われてます。

「端」は物のはし、つまり「始り」という意味で、元々「端午」は月の始めの午の日のことだった。後に、「午」は「五」に通じることから毎月5日となり、その中でも数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったとも言われております。

 

ちなみに、端午の節句の時期に出す五月人形(鎧兜)には男子の身体を守るという意味合いが込められております。

 

この様な事から、縁起物の「柏餅」を端午の節句に食べる習慣が日本には根付いております。

ご自宅用に、御使い物に、季節の和菓子「柏餅」をぜひご利用下さいませ。

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